
好きなことで起業する!
こんにちは、後藤です。
起業する時にアイデアは必要なのか?アイデアを生み出すための方程式
起業して成功するってどういうことでしょう。
よくこのコラムには書いています。
起業する、ビジネスに挑むというのは、
“自身の提供価値”が顧客=お客様から
- 高く評価を受ける
- 支持を得る
- 役に立つ
- 歓んでもらえる
顧客=お客様の困ったことを解決できるから、その提供価値に対価を払ってもらい収益を得ることが出来る。
では、そういう“提供価値”をどのように創ってゆけばいいのか?
そういう提供価値に関するアイデアは
どのように生み出せばいいのか?
今日はそのあたりについて考えていきたいと思います。
1.過去の経験を振り返る
アイデアというけれど、無鉄砲に突飛なことを考え、生み出すのがアイデアではありません。
起業し、成功するために必要なアイデアは、冒頭に掲げた方程式のどれかに当てはまっていなければならないのです。
つまり…。
「評価され、支持され、購入される提供価値」
||
- 顧客=お客様の生活の役に立つモノ、コトである(便宜の提供)
- 顧客=お客様の歓びに貢献するモノ、コトである(幸せの提供)
- 顧客=お客様の困った事を解決するモノ、コトである(課題解決のソリューションの提供)
つまり、この三つの方程式に当てはまるものを、過去の経験、自分の歴史から振り返り、それをカタチにして行くという作業から生み出されるもの。
例えば、セグウェイとか、ドローンの開発は①から生まれていますし、Booking.comやトリバゴのような宿泊施設価格比較サービスは②から生まれているし、googleなんかまさに③!
自分の経験値の中からあったらいいな、欲しいなと思えるものや、自分が幸せに感じるものを多くの人と共有したいというモチベーション。
そして、自分が困ったことに遭遇した際のことを思い出すなど、そういう中で発想を鍛え上げてゆくことでアイデアは生まれます。
2.旅をする
もう一つは、過去に縛られることなく、新たな発見の旅に出ることです。
アイデアというのは、正直、机に向かって、PCに向かい、ノートを開くことで生まれるわけではありません。
PCが必要な時というのは、そのアイデアをカタチにする時。
それはともかく、旅に出るというのは、一度、短い時間でもいいので、自分が体験したことのない、新しい環境に身を置くという事です。
国内旅行でもいい、海外でもいい、もしくは一時的に誰かの仕事を手伝う、今までやったことのない経験を得るために先輩起業家を訪ねるなど!
冒険心、好奇心が必要ということを
よくここに書きましたが。
常に新たな情報を得るというのは、インターネット上から、そして、書籍を読むこと得るだけではなく、こうした“新たな体験”を生活の中に取り入れてゆくことから得ることも、とても大切です。
例えば、東京にいれば半径5km以内に生活に必要なものはたいてい揃う。
でも田舎に行けば、欲しいものを得るためには、時間もかかれば距離もある。
という事は、飽和状態に有る東京での物流サービスの提供より、田舎で宅配サービスや各種デリバリーをやった方が、ニーズがあるということに気付いたりするもの。
視点を変えることが、明日を変え、未来を変える!
だから、“旅”は大切なのです。
僕も色んな国へと行きますが、
日本以外の国へ行くことで様々なことに気付けます。
3.異物を飲み込む( ´艸`)
異物を飲み込むって勘違いしないでくださいね。笑
何か有害なものを身体に取り込むという話ではありません。
時に、自分とは全く異なる、経験、思考、嗜好、志向、趣味、仕事を持つ人と、交流を行うって意味です。
良く異業種交流パーティに出かけ、名刺交換することで、それが叶うと勘違いしている人が多いのですが。
異業種交流パーティに出かけること自体、同じ“志向”の人が集まるわけですから、正直、アイデアを創造することにおいてはあまり意味のある事とは思えません。
以前にもお伝えしましたが、異業種交流会はあくまで、そのきっかけづくりであり、アイデアをカタチにする際の仲間探しの場でしかないのです。
合わせてcheck!ビジネスキャリアの少ない人必見!異業種交流会、名刺交換会で次に繋がる振る舞い方とは?
だから、あえて結果や成果を出していて、自分の知らないことを一杯知ってそうな、起業家、実業家、経営者、アスリート、学者、アーティストなどと交流を深める。
そして、その時に目的合理主義に走らないことも大事です。
目的合理主義とは、目的達成のために逆算して無駄を排除するという考え方ですが、真にカタチになるアイデアは莫大なムダ、ある意味浪費から生まれるもの。
だから、そこに意味を求めるのではなく、とにかく自分と異なる経験を持つ人に触れることが大事。
ただ、目的合理主義も実に重要で、“アイデア”が生まれれば、それをカタチにする際には、わき目も振らずそこに熱中する、ムダを省く、徹底してやる!という、“メリハリ!”が大切!
アイデアが欲しい時に、自分と同じような、経験、思考、嗜好、志向、趣味、仕事を持つ人との交流も、あまり意味がない。
というのも、異業種交流会と一緒で、結局は、自分と同じようなアイデアしか生まれてこない、もしくは話が堂々巡りになり結論が出ないという事が多いのです。
4.人を思うキモチが大切
もう一つ、付け加えるとすれば、結局、幾ら新しいアイデアを生み出したとしても、それが果たして本当に、誰かの共感、理解、感動を得られるか?
新たな発見を見つけることが出来るかがポイント。
自分を満足させるためのマスターベーションでは、提供価値は不十分。
マーケティングの重要性とはそこを指し、客観性や他者視点を持つために、自分の提供価値を容認、理解してくれる人はどういう人なのかを知る。
もしくは、逆に、一切の主観を捨て、すべて客観的に、違う環境、境遇にある人の立場にたってすべてを考えるという事が大切です。
“忖度”が問題などと、なんだか軽々に今のマスコミは騒いでいますが、人のキモチ慮ることのできる、優しさと思いやりに満ちた人しか、本当はビジネスというものは成功しません。
今、ちょっとした過渡期で、ただ新しいアイデアをカタチにするだけでお金儲けは出来てしまう世の中ですが、
継続的、永続的に、商売=ビジネスを成功させる気概を持っている人は、常に他者を大切にし、思いやりに満ちた、やさしさを持っている人だと。
僕はそう思います。
では、今日はこの辺で。
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