起業・独立を考えている20代の方。難しく考える必要はありません。起業は人生経験であり、楽しむべきものです。
「人生をかけろ!借金して一人前になれ!」だとか古臭い精神論は必要ありません。
とはいえ、自由を手に入れる代わりに、孤独な部分もあれば、少なからず苦痛を感じることもあります。但し、成長しようとすれば成長痛という痛みを感じるものです。
そんな起業初心者もいくつかのスキルがあればリスクや苦労を軽減し、自由を掴む成功率を上げることができます。
必要なスキルテクニックを増やして、自分の起業体験を楽しいものに創っていきましょう。
全てを完璧にする必要はないのですが、ある程度スキルの種類を知っていても損はありません。当然ですが、なんのスキルも無ければ自立してお金を稼ぐことは難しいです。
21歳で会社を設立したこともある僕が有用な起業スキルの数々をご紹介します。紹介するスキルさえあれば、特にこれといった能力がなくても自由は掴めます。
起業に必要なスキル①圧倒的行動をするスキル
起業をするということは自分の事業を自分が進めるということです。誰かがやって指示を出してくれるわけではありません。
指示を待ち、人に任せる組織のサラリーマンとはそこが大きく違います。
オンラインサロンやコンサルを受けても行動力がなければ、自由を掴むことは絶対にできません。
ここを履き違えている人は非常に多く感じます。例)どこかで起業コンサルを受けたり、コミュニティに入っているだけで稼げると思っている。
事業経営のためには行動力が必要です。
それも「圧倒的行動をするスキル」です。
前向きな行動をする人には良い出会いも付いて回ります。
よく考えて考えて考えすぎて作業が止まってしまい、色んな理由をつけて行動を先送りにしている人がいます。
考え込まずに行動するように心がけましょう。
もし苦手な人は、成功イメージを持ちながら行動すると動きやすくなります。
それでも行動力が減退するときは、心身が疲労しているかもしれませんね。
そんなときは平日からリフレッシュして英気を養うのも一つの手です。
ライオンやトラなどの肉食狩猟動物は圧倒的な行動力の前には筋肉を弛緩させて休息しています。
行動する経営者にも休息や息抜きは必要なのです。
ですが、休憩し過ぎても駄目なのであまりに行動ができない場合は、誰かに無理やり管理されるといいでしょう。
それこそ学校や習い事みたいにお金を払って自分を動かすとか、めっちゃ貧乏になって動かないと死んじゃうという状態を作るとか。
とにかく、頭がいいとかよりも行動力が大切です!
起業に必要なスキル②行動しながら考えるスキル
どのような人にも時間とお金は有限です。
先ほども述べましたが、最初は圧倒的に行動してもよいのですが、効率的に動くためには考えることも必要です。
時間の短縮のために行動しながら考えていくクセをつけましょう。
圧倒的行動⇢考動
ときには瞬時の判断力で方針を変えることも必要です。
小回りが利くのがスタートアップの強みでもあります。
当たって砕けろもいいのですが、あたっても砕けない場合もあるので考える時間も作るのも大事です。
行動しながら、より良い成果を出せないか?
反省点はないかなど、経験をフィードバックしていきましょう。
考えるときは専用のメモ帳やノートで図式していくなど、やり方はいくつかあります。
移動中、空港の待ち時間なども使って常に考えていきましょう。
行動しながら考えることはどこか斬新なものが生まれたりしますし、乗り物に乗っているときは物事を俯瞰し、立体的に考えやすいです。
行動力だけではなく、考える時間も大切に!
何事もバランス良く!
起業に必要なスキル③チーム、組織を作るスキル
最初はソロで取り組むことが多いかもしれませんが、仕事が拡大すればチームや組織をつくる必要があります。
社員やアルバイトの雇用にミドルマネジメントの設置、顧問や外部専門家の設置も必要です。
ときには業務委託や請負、企業同士(ビジネスパートナー)の提携など、目的に合わせた柔軟なパートナーシップを構築し、管理していきましょう。
チームを作るのが苦手な人は、小さな組織つくりから始めていきましょう。
なにもマニュアルや古いやり方に縛られることはありませんし、日本企業の古いやり方が正しいとは限りません。
時代に合った自分のやりやすい方法でよいのです。
飲み会を一切しない経営者や年賀状を全く出さないで長年安定経営を続ける経営者もいます。
SNSやネットのみで各地のフリーランスとつながり、一切リアルで合わずに案件を完了させる経営者もいます。
自分のやり方を模索することが大事です!
自分の得意は伸ばし続けて、自分の不得意はチーム編成をして補ってもらいましょう!
一人でビジネスに取り組むのも気が楽でいいかもしれませんが、必ず物理的に限界が来ます。
起業に必要なスキル④人付き合い構築スキル
起業者は、社交的な営業能力も求められます。
自分の会社をプレゼンし、必要な人材の協力を仰ぐのです。
サラリーマン時代のような無意味な飲み会や、時間つぶしとはまた違った人付き合いの時間が現れます。
それはかなり濃密で質の高い時間かもしれません。
最初は口下手でもよいので、人付き合いができるように少しずつ挑戦してみましょう。
相手も経営者を相手にするときは、いつもと違った形で接触してきます。
まずは相性の良い相手から人付き合い構築を始めていきましょう。
お互い人間同士です。
相手に興味を持つと人、付き合いは上手くいきやすい!
人付き合いのポイントは自分からどんどんキャッチボールを始めていくことです!
起業に必要なスキル⑤プレゼンスキル
プレゼンと言っても難しく考える必要はありません。
自分の会社の事業とサービスを端的に相手に伝えるだけです。
最初に紙でもデータでも資料を用意します。
それを何度も説明しているうちに自然とプレゼンは頭に入ってきます。
なぜならば、あなた自身が取り組んでいるビジネスモデルです。
あなたはその事業の全てをしっていて、一番説明できる人間なのです。
リラックスして楽しく説明しましょう。
もし気分が上がらないときはデザインや用紙にこだわり、自分の気分を盛り上げるのも一つの手。
PCやプレゼン小物をオシャレにするのもプレゼンモチベーションアップに有効ですね。
もちろん、正統派にプレゼンセミナー動画などで勉強するのもアリです。
起業に必要なスキル⑥マーケティングスキル
営業やプレゼン、サービス構築、価格設定、起業・独立にはたくさんのやることがあります。
しかし、やみくもにやればよいということではありません。
マーケティングという言葉は知っていますか?
なにも難しい研究をする必要は無いですし、市場予測論文を書く必要もありません。
しかし、市場の状態や、ニーズを知って適切な事業方法を考え出すことは大切です。
あまりにも市場からかけ離れたサービスを考え、法外な価格設定をしても成功するのは難しいでしょう。
世間とずれてしまいます。
顧客がなにを求めているか、ニーズを知らないと独りよがりの事業になるからです。
市場感覚とずれないためにも、新聞やニュース、インターネットなどマーケティングの土台になる基礎情報には普段から接しておきましょう。
営業マンと世間話したり、交流会で情報収集も有効ですね。
専門的な業界ニュースやリサーチ会社レポートを活用する方法もあります。
多くの質の高い情報に触れて、感覚を磨いておきたいものです。
起業に必要なスキル⑦営業スキル
営業と言っても泥臭い訪問営業や土下座営業をイメージしてげんなりする必要はありません。
営業には様々な形態があり、スマートな手法もあります。
BtoBの法人営業、代理店を介した営業、インターネットやSNSを駆使した営業スタイル、入札や企業登録による営業形式、投資家との人脈構築など多種多様です。
自社ブランディングを成功させて、顧客の方から連絡してくるという体制をつくる営業方式もあります。
会社に売り上げや資金をいれる活動をすればよいのであって、精神論や古い型にとらわれなくても良いのです。
経営者なので自分の好きな営業スタイルを選択でき、その選択能力が営業スキルとも言えます。
また、お金の面での営業だけではなく、人材確保も営業ですね。
興味のある人材や提携業者との接し方にも営業スキルが必要になります。
是非多様な営業スタイルを楽しく試してみましょう!
起業に必要なスキル⑧コミュニケーションスキル
起業・独立し、ビジネスを展開していくには、人との付き合いは避けては通れません。
クライアントや業者、社員やアルバイトなどあらゆる階層の人と接することになりますし、投資詐欺・金の取引や怪しいセールスなどサラリーマンのときには出会わない人種たちも近づいてきます。
多くの人と会話してコミニュケーションスキルを磨いていきましょう。
コミュ二ケーションで一つだけ確実に失敗することがあります。
それは「自分が偉い」と思って上から目線で傲慢に接することです。
そんな経営者に近寄ってくるのは資金目当てか、貴方の心の隙間を見抜いたおべっか使いだけです。
能力のある人は離れていくことでしょう。
起業に必要なスキル⑨情報発信スキル
個人でもブログやSNSは使用しますが、経営者になればそのスキルは一層重要になります。
理由は簡単です。
現代の起業に関して、インターネットやSNSは非常に有効な情報発信メディアだからです。
昔は情報発信と言えば、TV,ラジオ、雑誌、新聞で企業は高額な広告料金を払っていました。
しかし、今はほぼ無料でインターネットやSNSによる情報発信ができ、旧来の大型メディア以上に優れたコストパフォーマンスを発揮するのです。
Facebook、Twitter、Instagram、Line、YouTubeなど自分の事業と親和性のよいSNSを使いこなせるようにしましょう。
もちろん公式サイト、ブログ、メルマガなども発信方法もあります。
スマホから気軽に発信できるのも利点ですよね。
ビジネスを成長させるには、より多くの人に情報を発信し、ファンを獲得することです。
起業に必要なスキル⑩パソコンスキル
起業したらPCやITスキルは最低限必要です。
「いやいや、僕はパソコンが苦手だから、、、」と、言ってられませんよ。
サラリーマン組織のような困ったときの社内SEはもういないのです。
インターネットやWIFI、インストール、セキュリティ設定など一通りのテクニックは使いこなしましょう。
タイピングや資料作成ももちろん必須です。
わからないことは検索で探がせば解決方法なんて見つかります。
またPCやプリンターが故障した時も修理とまではいかなくても障害の一次切り分け(問題がどこにあるか特定する)くらいは必要です。
もし、どうしても苦手ならITが得意なスタッフを雇用するか、近くに置いておきましょう!
ですが、最初はある程度自分でできることがいいでしょう!
起業に必要なスキル⑪起業分野のスキル
あなたはどのような分野で起業しますか?
イベント運営、飲食店、システム開発、法律、バイオ、メーカー、運送、翻訳など世の中には数多くの分野があります。
しかしどのような経営形態をしても必要不可欠なことがあります。
それは起業分野のスキルです。
自分が経営している会社の事業を全く知らないならその事業は危ういものになります。
全てを自分でやる必要はなく専門スタッフを雇うのもよいのですが、多少は自分の事業を勉強し、スキルを磨いていきましょう。
会社が大きくなり、社員が増えると現場を離れた経営マネジメントが忙しくなり、事業スキルを忘れがちな時期もいつかきます。
それでも少しは現場に接しておかないと事業が見えなくなり、最悪乗っ取られることになります。
自己研鑽に励み、現場情報を大切にしましょう。
しかし、事業経営が長年ある程度安定し、起業分野のスキルが全くなくても安定期を迎えるときが来ます。
それは貴方がオーナーや会長になっているときです。
一つのゴールと言えますね。
起業に必要なスキル⑫人にお願いするスキル
経営者は人に頭を下げない、独立独歩のイメージがあるのですが、実は意外と人にお願いしなくてはならない場面が多いのです。
なぜならば、経営者一人ではなにもできないので、専門家や業者、パートナー企業にお願いして力を借りる必要があるからです。
そのため人にお願いするスキルが重要になります。
人に頭下げたなくない、お願いしたくないなどのプライドは今スグに捨てましょう!
ただし、サラリーマンと違うのはお願いする相手や、やり方を全て自分で決めることできるということです。
当事者意識をもってお願いする分、人間力が発揮しやすいとも言えます。
起業に必要なスキル⑬素直にアドバイス、意見を聞くスキル
起業・独立すると役職は経営者、社長になります。
いままでは組織の人がうるさく注意してきたこともなくなります。
ただその中には、あなたのことを考えて注意してくれたことも。経営者になると極端に叱り、アドバイスを言ってくれる人は減るので、だからこそ助言や意見は大事にしましょう。
素直に聞けないと自分が成長するチャンスを逃します。
相談相手に最適なのは先輩経営者や同業者です。
是非多くの人と交流し、意見をもらえる素直な性格を維持しましょう。
なお、「社長~」とすり寄ってくるイエスマンには注意してください。自分の承認欲求を満たすことは大きなプラスにはなりません。
まとめ
起業に必要なスキルを列挙し、説明しました。
起業する人の性格によって得意なスキル、苦手なスキルがあることでしょう。
しかし、最初から完璧な人はいません。
現場の実戦で試行錯誤しながらスキルを磨いていけばよいのです。
弱いスキルに固執せず、強いスキルを大きく特化させるという方法もあります。
20代で起業するということは体力面、経験面でも大きなアドバンテージ!
あなたの起業が成功するように応援しています^^