【成功事例/失敗事例】インフルエンサーマーケティング手法は効果あるの?実施するには?

こんにちは、後藤です。

これまで見向きもされなかった個人の発信する情報が、時には世の中に大きな影響を与える時代。

マスという大きな力をもったメディアから、個人のメディアにシフトしつつあります。

この流れは加速度的に高まり、益々個人が社会に影響力を与える時代になります。

どこから何を買う時代ではなく、
誰から買うかが大事な時代。

だからこそインフルエンサーを活用したマーケティングが大事なのです。

インフルエンサーマーケティングとは?

現在、飲食店やテーマパークがこぞって『インスタ映え』を主張して、集客をはかっています。それくらい、わたしたちにとってSNSは身近なものとなりました。

そんなSNSを使った、
ビジネスがあるのをご存知ですか?

それは、インフルエンサーマーケティングなのです。

インフルエンサーマーケティングとは、SNS等、特定のコミュニティで強い影響力を持つ人(以下、インフルエンサー)を企業が活用し、消費者に宣伝することで購買行動に影響を与えるマーケティングの手法です。

企業が消費者に直接アプローチするよりも、より消費者の購買意欲を向上させられることから、非常に注目されています。

具体的な手法としては、インフルエンサーにその企業の商品を実際に利用してもらい、その過程や経過をコミュニティで発信するというやり方です。

インフルエンサーが発信すると、他のユーザーに拡散されて広がるのも、インフルエンサーマーケティングの特徴です。

インフルエンサーマーケティングのメリットは、一般ユーザーによりどんどんと拡散されるため、企業の宣伝費削減だけでなく、ターゲットにとって共感性の高いコンテンツを生み出すことから、質のいい口コミが広がることにもあります。

インフルエンサーマーケティングの費用対効果は?

一口に費用対効果といっても、焦点をどこにあてるかが重要ですよね。

まず、インフルエンサーマーケティングの効果が一番でやすいのは、認知・ブランディング、消費者への購入の後押しです。

特に、ブランディングに関しては、インフルエンサーの正しい選定、正しい投稿内容があれば非常に期待できます。

逆に、短期的な売上げでみると、商品により向き不向きがあります。

一見、インフルエンサーマーケティングで成功したように見える商品も、実は全体の購入までの流れの体制が整えられていて、実際にインフルエンサーマーケティングの効果が作用されるのは、ブランディング、購入の後押しであることが多いです。

インフルエンサーマーケティングどこに依頼する?

では実際、インフルエンサーマーケティングを依頼する場合、どこに依頼をしたら良いのでしょうか。

依頼の方法としては、下記の方法があります。

  1. 直接インフルエンサーに依頼する
  2. インフルエンサーマーケティングの支援会社に依頼する
  3. 取引のある広告代理店に依頼する

初めてインフルエンサーマーケティングを行う場合や、不安がある場合は、インフルエンサーマーケティングの支援サービス会社に依頼する方が費用や効果からみても安心です。

インフルエンサーマーケティングの支援サービス会社は、主に3つのカテゴリーがあり、

・インフルエンサーマーケティングの専門家が、プランニングやディレクションを行う総合ディレクション型

・クライアントが自分たちでインフルエンサーの選定や交渉を行う場を提供するプラットフォーム型

・特定のマイクロインフルエンサーを活用するマイクロインフルエンサー特化型

に分けられます。

マーケティングの目的に合わせて、
どこに依頼するかを選びましょう。

インフルエンサーマーケティングの相場、料金プランは?

インフルエンサーマーケティングの費用体系は、フォロワー単価制が多いです。

インフルエンサーがもつフォロワー×企業の設定価格という形式です。

広告をだして、どれくらい効果があったかは関係なく、そのインフルエンサーがもつ影響力に対して費用が発生するということです。

この場合、一番多いのは1フォロワーにつき0.1~5円です。

ただし、フォロワー数が多い、メガインフルエンサーになればなるほど、フォロワー単価は高くなる傾向があります。

先述した総合ディレクション型の会社では、インフルエンサーのキャスティングだけでなく、コンテンツの方向性を決めたり、配信用コンテンツを作成したりする追加の施策も含めた料金を設定しているところもあります。

ここで、3つの会社の料金プランをご紹介します。

WoomyWoomy

こちらの利用料は、フォロワー数×0.1円のみです。これは、圧倒的な低価格な料金設定です。

Woomyは、平均2万フォロワー、合計約2千万フォロワーを保有し、毎月約100名のインスタグラマーが新規に登場するというプラットフォーム型の会社です。

初回無料のプランもあるので、利用しやすいですよね。

cWithfluence

こちらは、「海外ブランドとアジアインフルエンサー」をキーワードに、アジア各国へのブランドPR向けにインフルエンサーマーケティングを展開しています。

インフルエンサーとの接触は無料で、マーケティング戦略の立案、コンテンツ作成を行ってくれるプランで1ヶ月あたり65,000円です。

1から一緒に作っていけるので、初めてでも安心して利用できます。

SPIRIT

こちらは、初回登録料や月額利用料は一切かかりません。さらに、インフルエンサーを募る際の掲載料も無料です。

応募してきたインフルエンサーを活用して初めて料金が発生するので、リスクなく安心して利用できます。

さらに、登録しているインフルエンサーは20,000人にものぼります。料金体系も明瞭ですので、こちらも安心して利用できますね。

インフルエンサーマーケティングで失敗しないためには?

非常に注目度が高く、影響力をもつインフルエンサーマーケティングですが、その分、失敗するリスクもたかくなります。

ちょっとした発言から炎上してしまい、自社のブランディングどころか、価値を大きく下げてしまうこともあるのです。

せっかくインフルエンサーマーケティングを行うからには、こういった失敗は何が何でも避けたいですよね。

そこで、インフルエンサーマーケティングで失敗しないためのコツをご紹介します。

失敗しないコツ①アピールに効果的な投稿のタイミングを見極める

リアルタイムでインフルエンサーがフォロワーに発信するインフルエンサーマーケティングでは、投稿のタイミングは非常に大切です。

例えば、インスタグラムのユーザーは年々増加していますが、そのなかでもアクティブユーザーが1日でインスタグラムを利用する時間の合計は1~3時間と言われています。

つまり、最もアクティブユーザーが利用する時間帯を狙い、ピンポイントに投稿することができれば、商品アピールの効率はグッと上がります。

例を挙げたインスタグラムのアクティブユーザーが最も多い時間帯は、22時~24時、次に19時~21時で、多くのユーザーは夜の時間帯にインスタグラムを利用していることが明らかです。

このように、利用する媒体の念入りな下調べを行い、ただやみくもに投稿してもらうのではなく、タイミングを見極めることが非常に大切です。

ただし、インスタグラムを使う場合、全てが夜の時間に投稿すればいいというわけではありません。

例えば、ビジネスに便利な商品をアピールしたい場合は、多くの会社員の通勤時間やランチタイムに投稿するのがおすすめです。

また、平日の朝7時~8時の時間帯も、アクティブユーザーが一気に増加することがわかっています。

通勤する会社員や学生が多く利用することが予測でき、ビジネスや学生向けの商品をこの時間帯に投稿すると効率良くアピールできることが見えてきます。

では、海外向けの商品はどうでしょうか。

海外は時差があり、日本でのアクティブユーザーが多い時間に投稿しても、逆に海外ではアクティブユーザーが最も少ない真夜中に当たる可能性も考えられます。

こうなると、せっかくの投稿もほとんどみられることはなくおわってしまいます。

海外向けの商品をアピールする際は、あらかじめアピールしたい国を絞り込み、時差も含めた念入りな下調べを行いましょう。

失敗しないコツ②商品、ターゲットと相性の良いSNSを選ぶ

一口にSNSといっても、インスタグラムだけでなくTwitterやFacebook、LINE、またWiboなどさまざまな種類がありますよね。

それぞれのSNSの主要ユーザーは特徴が異なるため、商品との相性の良いSNSを選びましょう。

例えば、インスタグラムは10代~30代前半の女性が主要ユーザーで、さらに写真や動画投稿がメインなので、視覚で訴えることもできるファッションや、流行の商品のアピールには非常に効果的です。

Twitterは、10代~50代と年齢層が幅広く、また多くの企業アカウントも登録しているので、ビジネス向けの商品との相性がいいといえます。

Facebookも主要ユーザーの年齢層が幅広く、また世界最大のSNSですので、グローバルな商品のアピールに効果的なことが考えられます。

失敗しないコツ③インフルエンサーとの相性も気を付けましょう

SNSと商品の相性の大切さをお伝えしましたが、アピールしたい商品と、インフルエンサーの相性もかなり大切です。

ビジネスの商品をアピールするのに、華やかすぎるファッション向けのインフルエンサーを起用してしまったら、消費者も商品をイメージしにくいですよね。

また、インフルエンサーを選ぶ際は、どの年代から最も支持を得ているのか、フォロワーにはどんなことに興味がある人が多いかなど、インフルエンサーだけでなくそのフォロワーにもしっかりと目を向けることが大切です。

SNSやインフルエンサー選びに不安がある場合は、インフルエンサー支援サービス会社に相談してみると、いい答えが見るかるかもしれません。

インフルエンサーマーケティング成功事例、コツ

上記では失敗しないためのコツをお伝えしましたが、今度は成功事例をあげてみましょう。

フレッドペリー×横田ひかるさん 8,082いいね!

ファッションブランドフレッドペリーを、若い女性の憧れであるインフルエンサー横田ひかるさんを起用し、商品を魅力的にPRすることに成功しました。

こちらは、「#フレペバトン」というハッシュタグを使い、複数のインフルエンサーがそれぞれのフレッドペリーコーディネートを投稿するキャンペーンとなっており、多方面からアピールできるように工夫されています。

ただ投稿してアピールするだけでなく、このようにフォロワーの興味を引くものや、より多くのユーザーに見てもらうための工夫の大切さがわかりますね。

UNIQLO×藤井明子さん 1,709いいね!

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先日、@uniqlo さんのブラトップの撮影に参加させていただきました。 ブラトップは締め付けないのにフィット感があって、安心安定の着心地の良さ! しかも、冬は毎日上下装備するヒートテックに付いちゃってるとか、もはや年中ブラジャーがいらない予感← 安定のフィット感とUネックだったり8分袖だったり、楽チンな上に服の邪魔をしないのも毎日着ちゃう理由のひとつ♡ #ヒートテックは皮膚です #タンス一段ヒートテック #ブラトップの進化半端ない #もうブラいらない #いや元々いらないと思ってた← #平たい前面族 #ブラトップ姿を世に晒す日が来るとは #秋冬もブラトップ #BRATOPlovers #ヒートテックUネックT #PR

藤井明子さん(@fujiko0207)がシェアした投稿 -

藤井明子さんは、アラフォーとは思えない容姿で人気のモデル、インフルエンサーです。

ユニクロのブラトップという、一般人が投稿するにはハードルが高い商品のアピールでしたが、写真のテクニックも生かされ、見事アピールを成功させました。

ETUDEHOUSE×らてりかこさん 1,930いいね!

らてりかこさんは古着や「サントニブンノイチ」大阪店のスタッフです。

個性的な雰囲気が人気で、多くのファンを抱えています。

こちらは、らてりかこさんの個性的な雰囲気を生かし、韓国コスメ「ETUDEHOUSE」のアピールを見事成功させました。

Dior×古川貴絵さん 6,791いいね!

こちらは、10~20代をターゲットにした雑誌ViViの公認インフルエンサーである古川貴絵さんの投稿で、Diorの香水を紹介した例です。

投稿時、この香水はまだ発売前であったにもかかわらず、いいね!が7,000件近く集まり、見事商品の認知度をupしています。

Leanani×小沼瑞季 1,732いいね!

小沼瑞希さんは、読者モデルとして活躍しているインスタグラマーです。

彼女は、普段から愛用コスメの紹介をしている為、コスメのアピールを得意としています。

このように美容系に特化しているインフルエンサーをメイク用品の宣伝に起用すると、使った感想や、普段のメイクでの活用方法も一緒に紹介してくれ、

また、フォロワーからの信頼度も高い為、成功につながりやすいです。

パリラジャパン×Rieさん 1,311いいね!

Rieさんは、おうちごはんの投稿で人気を集めているインスタグラマーです。

ふだんから料理の投稿をしているため、よりおいしそうに見える写真のとりかたを熟知しています。

さらに、時短調理などニーズのあることも言及することで、多くのコメントが寄せられ、効果的な商品アピールに繋がりました。

Rieさんはコメント欄でもフォロワーに対し調理のコツをアドバイスしている為、料理をするフォロワーさんへの影響力がかなり高いインフルエンサーです。

まとめ

昨今、ほとんどの人がSNSを利用しているのではないか、と思ってしまうほどメジャーになったSNSでの商品アピールは、よりたくさんの消費者にブランディングできるチャンスであふれています。

ですが本記事で、ただアピールするだけでなく、きちんとSNSやインフルエンサーの下調べを行い、計画性をもってアピールしなければ、そのチャンスも半減してしまうことをお伝えできたと思います。

是非本記事をご参考頂き、商品をより魅力的にアピールし、たくさんの人に広めていきましょう!!

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