こんにちは。
live a life you will remember
どうせこの世を去るんだ、記憶に残る人生を送ろう。
後藤(@tsuyoshi.0501)です。
会社員は独立して起業している人と比べて収入が少なく、社内の上司との関係に難しさを感じている人も多く、
さらに休日の取り方の自由度も低いことから、多くの会社員の方は会社を辞めて起業したいと感じたことがあるのではないでしょうか。
もちろん、会社という組織の中の駒として長年働き続けることは辛いことも沢山あるでしょう。
しかし、起業したからといって全く辛いことがないというわけではありません。
起業したからこそ、会社員の時よりも辛い思いをすることになる方も多くいらっしゃいますし、会社員の良さに気づいたりもします。
それでは起業すると具体的にどのような辛いことがあるのでしょうか。
具体的な悩みの内容を含めてここでは紹介していきたいと思います。
ただし、本記事を読んで起業に対してネガティブに捉える必要はありません。むしろ、僕は起業やフリーランス推進派です。
起業して辛いと感じること
収入が不安定
まず、起業して最も辛いのは収入が不安定であることです。
もちろん、事業が軌道に乗れば、会社員とは桁違いの収入を得ることができる可能性もありますが、全ての人が自分の事業がうまくいくとは限りません。
むしろ、起業してみて会社員時代よりも収入が少なくなってしまう人の方が多いのかもしれません。
もし、売り上げから従業員の給与を含む事業にかかる全ての費用を差し引いた時に利益が残っていない、もしくは赤字だった場合には収入はゼロになってしまいます。
会社員の場合は会社の業績に関係なく、クビにならない限りは一定の給与を毎月受け取ることができます。
収入がゼロ円になった時に収入を誰かが保障してくれるわけでもありません。
収入を安定させるための勉強は必要不可欠です。
将来への備え
実際に起業してみて気づく会社員の良かったこととして、将来への備えが挙げられます。
会社員の場合は国民年金の他に、厚生年金に加入することになる会社がほとんどです。
毎月多くの厚生年金の掛け金を毎月の給与から引かれて嫌な思いをしている会社員の方も多いかと思いますが、厚生年金のおかげで老後には生活するためには十分な年金を受け取ることができます。
しかも、その厚生年金の掛け金の半分は会社側が負担してくれているのです。
これが起業すると、小規模な事業の場合は厚生年金に加入する対象ではなくなる場合があります。
もしそれなりの規模の事業をしていて厚生年金に加入できたとしても、結局それは自分の設立した会社が負担することになるので、会社員時代よりも厚生年金の掛け金の負担も多くなります。
もし事業の規模が小さく、国民年金にしか加入していない場合には満額納めたとしても、毎月6万5,000円程しか年金を受給することができません。
これではギリギリの生活になってしまいます。そういった不安も起業したら出てきます。
健康保険料が高額
年金だけではなく、健康保険に関しても起業すると負担が大きくなります。
健康保険料も実は会社員の時には、会社が半分負担してくれています。
しかし、起業をすると、この健康保険料も自分で全て負担することになります。
同じ収入の水準であれば、健康保険料は割高となるので、毎月の負担が多くなり、会社員時代がよかったと感じる方も多いのではないでしょうか。
分業ではなくあらゆる仕事をこなす必要がある
特に事業が軌道に乗るまでは、多くの従業員を雇うわけにはいきません。
そのため、会社の中の仕事の分業をするわけにもなかなかいかず、経理、営業、人事など様々な仕事を請け負っていく必要が出てきます。
このために、誰かを雇用するとなるとその分人件費もかかりますし、事業が軌道に乗っていない時にはなかなか痛い固定費となってしまいます。
結局のところ自分でやってしまうようになる方が多いですが、それはそれで仕事量が多くなるので必然的に仕事の時間が増えてしまい、家族、友人と過ごすプライベートの時間が少なくなるとともに体にも負担がかかってしまいます。
このような負担が起業をするとのしかかることになります。
サラリーマンでは経験することのできないことが経験できるので成長はします。
ですが不慣れな作業も増えるので辛いと感じてしまう人もいるでしょう。
従業員の生活を保障する責任
従業員を採用したからには、その従業員と家族の生活を守っていく責任が出てきます。
事業がうまくいっている時には従業員にも給料、ボーナスを気持ちよく払うことができ、それが一つのやりがいとなりますが、事業がうまくいかなくなってしまうと、毎月の給料を払うことすらできないのではないか?という状況にも陥りかねません。
給料の未払いや遅延が起こってしまうと従業員との関係も悪化してしまいますし、悩みの種が更に増えてしまうことになります。
このように従業員を雇うということも、状況次第では重い負担となってしまうのです。
優秀な人材を採用できない
自分の起こした事業が軌道に乗ってきて、メディアで取り上げられたりすると、
優秀な人材が自分の会社に興味を持ってくれますが、なかなか事業がうまくいっていない状況では採用活動をしていても優秀な人材が集まりません。
特に最近の学生は上場企業など企業の知名度を最優先して就職活動するような傾向があります。
そのような学生には知名度ゼロの会社は見向きもされないわけです。
これによって、事業が思うように進展しなかったり、優秀な学生に評価されないというストレスがのしかかってきます。
また、優秀な人材がいないと重要な仕事をなかなか従業員に任せることができず、自身の仕事の負担も大きくなり、身体的にもストレスがかかってくることになります。
今ではSNSやインターネットツールで繋がりを増やせるので、工夫をすることで優秀な人材を獲得できます。
上司としての立場
起業をすると、会社員時代のように自分の仕事についてとやかく言う上司がいなくなるので、これをストレスに感じていた方はストレスが軽減されます。
しかし、逆に自分が上司となることになって、上司としてのストレスを感じることになります。
まず、会社の利益を上げていくためには、上司として従業員の仕事への方向性をある程度決定していく必要性もあります。
例えば、従業員が自分の営業スタイルで営業していたとしても、会社を統率していくものとして、それとは違った営業スタイルを求めることになった場合には、それを従業員に伝えていく必要もあります。
これが従業員側としては不満に思う結果となる場合もあるわけです。
そうなると従業員との関係は悪化し、陰口を叩かれたりして、それが精神的ストレスとなってしまうのです。
起業して、自分がトップになった時に初めて上司という立場の辛さを、身をもって感じることになるでしょう。
大きな病気をした時の不安
起業すると自分の請け負う仕事量がどうしても多くなるので、それなりに身体的なストレスもかかってくるものです。
そうすると大きな病気になってしまうリスクも高くなってしまいます。
もし代表者である自分自身が病気で長期療養が必要になった場合には、その会社が存続するかどうかの問題になりかねません。
家族や従業員の生活にも大きな影響を与えることになります。
特に規模の小さい経営をしている場合は、その影響は大きいでしょう。
起業して経営者になると、病気で倒れるわけにはいかないという緊張感と不安を常に持って働くものです。
それだけ責任が大きいことなのです。
休みがとりづらい
起業すると、どうしてもやらなければならない仕事量が多くなり、休みがとりづらくなります。
例えば、サービス業の場合は従業員が休むことを優先するため、お盆休み、正月、ゴールデンウィークなどの長期休暇にまとまった休みをとるのが難しくなってしまいます。
連休がとれず、旅行などにいけなくなったり、子供の運動会などの学校行事に参加できなくなる覚悟はしておく必要があります。
自分が休んでも事業が回るようにするには、仕組みを作る必要がありますが少し時間がかかるので、それまでは辛いと感じてしまうかもしれません。
福利厚生がない
起業すると、会社員の時に受けていた福利厚生を受けることができなくなります。
例えば、旅行の優待や家賃補助など家計に大きく影響する福利厚生を受けることができなくなるのは非常に痛いです。
そのような時、会社員はよかったなと思うものです。
ローンを組む時に手続きが複雑になる
自分が経営者の場合は、ローンを組む際に会社員よりも手続きが複雑になります。
例えば、提出書類が多くなります。
確定申告書などの経営状態を把握するための資料の提出が求められます。
また、同じ年収であっても、事業主と会社員とでは会社員の方がローンを組むのに有利になりやすいです。
そのような煩わしさも経営者にはつきまとうので、そのような時には会社員のことがうらやましくなるかもしれませんね。
起業していて辛いと思う時の対処方法
とにかく頑張る!
まずは頑張ることが重要です。
ただ、曖昧な目標のまま頑張るというのは自分を余計に苦しめる結果となってしまいます。
頑張ることが苦しくならないようにするためには、短期的な目の前の目標を意識することが重要となります。
目の前の目標というのは手の届く現実的な目標となっていることが多いです。
それを一つ一つクリアしていくことで、自分は様々な目標を達成してきているという精神的な安定につながります。
また、目の前の目標をクリアしていくことによって確実に長期的な大目標の達成に近づいているはずです。
会社員に戻る
意気込んで起業したもののどうしても性格的に起業が向かない人もいます。
そのような方は会社員に戻ることも一つの選択肢となります。
会社員に戻ることが決して失敗ではありません。
自分で事業をするよりも、他人の指示のもとで動く仕事の方が向いているということも一つの才能です。
逆に起業している社長で他人の指示通り動くことができない人もいるはずです。
事業に失敗したことを人生における失敗ととらえず、自分がどのようなポジションで働くことが適しているのかを知るいい機会だったととらえて、前向きに会社員としての仕事に向かっていくといいでしょう。
コンサルタントに相談してみる
事業のコンサルタントに経営アドバイスを受けることも一つの手段です。
やはり目の前に多くの仕事を抱えている人というのは、様々なことを見落としがちです。
それを第三者に見てもらいアドバイスしてもらうことで現状を打開することができるかもしれません。
自分や事業を客観視するという意味でコンサルタントは効果的です。
僕自身、売上に困っている人やこれから起業して稼いでいきたい人に向けて、大人の楽屋というオンラインサロンを運営しています。
大人の楽屋では、稼いでいく為の知識、起業する上での心構えなど、起業に必要なことを実践的なことも踏まえて、すでに起業している会社経営者やフリーランスから学ぶことができます。
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まとめ
多くの方が憧れと希望を持って起業をするものですが、現実的には厳しい辛いことも沢山あります。
これから起業を考えようという方はこのような辛いこともあるのだということを知った上で起業していくと、知らないより違った結果が見えてくるかもしれません。
逆にすでに起業していて、事業が中々上手くいかない...と思われることも多々あるかと思いますが、解決策はいくらでもあります。
僕自身、LINE@ではビジネスに関することを発信しておりますが、配信を受け取ると何かしらのビジネスへのヒントになることもありますので、ぜひ情報を受け取ってくださいね。