起業するにはどんな知識が必要なのか?最低限知っておくべき6つの知識

これから起業を考えているのであれば、実際的に必要なものは資金や場所、従業員などさまざまありますが、それ以外にもとても重要となるのが、自分自身の知識です。

これがないと、やみくもに起業をしてもなかなかうまくいかず、結局途中でダメになってしまったとか、失敗に終わったという方も少なくないです。

そのような人たちに共通するのは、準備や物質的な面では抜かりがなかったのだけど、如何せん自分自身に知識がなかったので、起業が始まってから軌道に乗らなかったということ。

そのため、まずは準備段階でよく勉強して、知識を深めておくことがとても大切となります。

起業するには知識が必要!その知識とは?

起業をこれから始めるなら、営業を発展させ、市場拡大のためのマーケティング、人材の確保や人材の有効活用のためのマネジメント、

あるいは資金繰りや資金調達、利益や損失などを把握して会社を発展させていくためのお金の知識。

さらには個人事業主、法人、いずれとしてやっていくとしても法的な知識があれば、税金関係、労務関係などにも生かすことができます。

また法人であれば、企業としての法的な届け出や申請もさまざまありますので、こういったいろいろな知識が必要となってきます。

まあ全部が全部スペシャリストにならないといけないということではないです。

お金の知識とはどんな知識?

起業をするために何より必要になるのがお金の知識です。

主に次のような知識が必要となります。

資金調達の知識

お金は起業には必要不可欠ですので、これに関する知識があることは大きな武器となります。

初期投資が必要な事業の場合、最初の開業資金を得るために、必ず知っておかなければいけません。

起業の種類にもよりますがお金が必要となり、全てを自己調達できればいいですが、大抵の場合はローンになることでしょう。

そのため、その融資先を確保するための知識が必要です。

ローン以外には、どのような方法があるのか?ということも重要で、補助金を得たり、出資者を募ることも出来ます。

また、最近はクラウドファンディングなど、資金調達の方法も知識さえあれば多様に広がりますので、このあたりの知識があることは大変有用です。

税金の知識

税金の知識は、企業であれば法人税を支払う必要があるので必須となります。

消費税、所得税、法人税、住民税など、税金の種類も多く、個人事業主であっても法人であっても必要です。

これらの知識があるかどうかで、より効率的に手続きをすることが出来たり、税金対策をすることで手元に残るお金が変わってくることもあるので、これらの知識は必須となります。

僕は起業したときから税理士さんに任せていたので、税理士さんと話すたびに税金の知識は付きました。

最初から依頼するのもいいでしょう。

会計の知識

会計はお金の管理となりますが、収入と支出のバランスを考え、より健全な経営をおこなっていくのにひつようとなります。

会計は、会社の業績を記録し、把握していくためのものです。この知識がないと、企業としての価値を知ることができません。

つまり、会社として利益を出していくためにはこれらの知識が必ず必要となります。

知っておかないといけないことです。

マーケティングの知識とはどんな知識?

起業をするにあたって、マーケティングが大変重要となります。

マーケティングとは、顧客に商品やサービスを知らしめて、購買やサービス利用へと誘導することです。

大切なこととしては、販売を成立させるためにプロセスを有効に行うことです。

マーケティングのほうは、企業の計画となります。

販売が成立しないのでは、売り上げに貢献しませんので、大切なのは売り上げに繋がることです。

集客方法の選択、購買に何パーセントつながっているか、情報がリーチしている層は、購買意欲が高いそうであるのか、というようなことも重要です。

つまり、これらの知識が総合的にあるかということがとても重要となります。

もう一つは、先を見通すマーケティングの知識です。

マーケティングでは、現在の販売促進活動が適正に行われているかということをみるのも重要なのですが、同じぐらい大切なのが先を読むことや、将来を見据えてたマーケティングをしていくということです。

既存の商品を既存の顧客に販売するということにとどまることなく、新規の顧客にどのように商品を販売していくかということを念頭に置き、販売戦略をたてることも大切です。

このような総合的な知識がマーケティングでは大変重要となります。

よいサービス、よい商品というのは当たり前ですが、お客様に価値を届けることができなければビジネスは成り立ちません。

マネジメントの知識とはどんな知識?

起業でだけではなく、企業で働く場合、どうしても必要になるのがマネジメント。

マネジメントというと、経営者や部下を持つ人だけに必要だと思われるかもしれませんが、実はこれは広い意味では一人で仕事をする場合でさえも必要になることがあります。

マネジメントの種類としては次のような知識があります。

従業員や部下などに対する人材のマネジメント知識。

細かく分けると次のようなものがあります。

①コミュニケーション力を養うこと

特にコミュニケーションで大切なのは、挨拶や相手への気配りとなります。

挨拶はコミュニケーションの基本です。

従業員や部下への指示や指導をするには、より良い関係を最初に構築することが必要です。

まずは挨拶や、相手への気配りを忘れないということが大切です。

②注意や指導を的確におこなうということ

臨機応変に行うことで、良い従業員や部下を育てることができます。

人前で強く叱責したり、頭ごなしに指導すると逆効果になることがあります。

③強い指導力やリーダーシップ

企業には目的や企業理念があるので、経営理念やビジョンを明確にし、それを議従業員や部下と共有することが大切です。

そして実際に行動する。

それが良い経営者としての姿勢であるといえます。

マネジメント力もこういったところから発揮されるのです。

④従業員や部下のやる気やモチベーションをあげること

それぞれの人の目標達成への士気を高めるために、インセンティブを与えたりするということです。

マネジメントではこういった方法も大変有効です。

人間ですからモチベーションに左右されてしまいます。何かご褒美があれば人は頑張れます。

⑤従業員、それぞれの特性や性格も加味する

能力やスキルをいかに生かせるのかは、これをよく知ることにかかっています。

これもマネジメントで大切な要素です。

このような基本的なマネジメントにかかわる知識はとても大切になります。

⑥リスクマネジメント

これが先ほどお話しました一人でやる場合でさえも必要なマネジメント能力にあたります。

リスクマネジメントは、リスクの避け、極小化するための知識です。

前もってリスクを洗い出し、そのリスクが顕在化する前にそれを予測して回避するということです。

⑦クレーム対応

特にクレームが大きな業務の支障や足かせになることがあるので、これに対するリスク管理もとても大切です。

法律の知識とはどんな知識?

起業をするにあたって必要な法律的な知識としては、次のようなものがあります。

一つ目は会社法です。

会社法とは?
会社法は、会社形態、最低資本金制度、会社の機関設計などに関する法的な知識となります。

二つ目は、税法です。

税法とは?
税金の申告などに必要な知識全般です。青色申告などの時にあると便利ですし、法人税なども必要となってきます。

三つ目は、労働法令です。

労働法令とは?
特に従業員の人を雇う場合は必須となります。時間外労働、有給休暇、就業規則などに精通しておかないといけません。

四つ目は、知的財産権にかかわる特許法です。

特許法とは?
特許、実用新案権、意匠権、商標権などさまざまな権利があり、マーケティングの手法次第ではこれらを使って新規業界へ参入できるチャンスもありますので、知っているとさらに企業の発展が見込まれます。

結局起業するには1番何が必要な知識なの?

このようにいろいろな知識が必要なのですが、どれが一番必要かというと「マーケティング」です。

経営者の仕事は売上を上げること、確保することですから他のことは専門家にお任せが出来ます。

起業の段階で全てを知っていなければならないわけではありません。

例えば、まだ従業員を雇っていないということであれば、マネジメントなどの知識はおいおい補足していけばいいですし、

またマーケティングの知識についても、基本的な知識は必要ですが、実際にてきに稼働してみないと、顧客層の実態がわからないところもあるので、より基礎的な知識が最も大切と言えます。

何も知れないで突っ走るのではなく、キチンとこういった知識が起業すれば必要だよということを知った上で挑みましょう^^

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