社会人や学生の方による起業が増加している現在、起業を考える人は多いです。

では、その際のジャンルは決まっていますか?

このジャンル決めは、起業そのものが成功するか失敗するかを左右する選択の一つなのです。

起業するジャンルを決めることが運命の分かれ道でもあります。起業しやすいジャンルもあれば、自分の得意じゃないジャンルもあります。

まだジャンル決めでお悩みのあなたのために、その理由やおすすめのジャンルを紹介していきます。

起業したいならジャンル決めが大事な理由

起業する際に、ジャンル決めは、その後の方向を決定する大切な選択なのです。

人気だから、成功例が多いからという理由ではなく、いろいろなことを踏まえて決定していくべきことです。

その理由をいくつか紹介していきます。

経験や人脈が活かせることがある

まず1つめの理由は、ジャンルによって自分の経験を活かせるかどうかが変わってくるということです。

起業の際には、やろうとすれば自分が元々就いていた職業とは異なる業種で行うこともできます。

自分の専門外の分野で起業するということは、経験が全くない状態からスタートすることになります。

すると、業界のルールなどがわからなく、スタートから躓いてしまうという可能性もあります。

そのため、スムーズな起業のためには、自分、もしくは共に起業するメンバーの中に経験がある人がいるような分野での起業が多少ながら楽になります。

起業前からの人脈も使える場合があります。

ですが、顧客やクライアントを無理に他社から奪うような形になってしまうとトラブルに繋がるため、注意も必要です。

リスクが異なる

全てのジャンルへの起業において、どれもリスクや成功率、必要となる費用が同じということはありません。

ジャンルによって、リスクも異なってきます。

そのため、失敗のリスクの少ないジャンルを選ぶのかリスクを負ってでも成功が大きいものや自分たちのやりたいことを追うのかという選択をする必要があります。

この選択は自分一人に関係することではなく、共に起業している人や、起業に協力してくれている人間すべてに関わってくるので重要になります。

また、成功率が高い、成功例を見ていて簡単そうだからと決定するのもおすすめできません。

体験談や成功例はあくまで他人が行った場合の結果であり、自分の場合に全く同じ流れになるわけではありません。

周囲の環境や人材などによって変わってきます。そのため、鵜呑みにするのではなく、あくまで決定の参考にしましょう。

業界の状態

起業するジャンルによって、同業他社の状況は変わってきます。

どこか強い会社があったり、多くの会社があるが頭一つ飛び抜けたような会社はないなど様々あります。

起業する人にとっては、特にライバルとなるような会社がないような状態というのは理想的だと感じるのではないでしょうか。

ですが、それが起業の際に良い環境だとは限りません。

ライバルとなる他社がいないということは、その分野に需要がないためという可能性もあります。

そのような分野では起業したとしても大きな成功は得るのが難しいです。

ですが、強力なライバルとなる会社がいくつもある分野がいいとも言えません。

そのような分野では、新規参入しても勝つ見込みが薄くなります。

そのため、業界の状態を良く見て、少しでも成功しやすいジャンルを見つけ出すことが重要です。

起業するにしても低リスクと高リスクなジャンルがあるの?

起業のジャンル決めが重要な理由について、ジャンルごとにリスクが異なると紹介しました。

では、低リスク・高リスクなジャンルとは具体的にどのようなものがあるのでしょうか。

低リスクな起業のメリットとデメリット

初めて起業するという方の中には、できるだけリスクの低いジャンルで起業したいという方も多いでしょう。

そんな方のために、低リスクな起業となるジャンルと、それらのメリット・デメリットを紹介していきます。

低リスクな起業とは

低リスクで起業を行う場合には、利益率が高く、初期資金が少ないものである必要があります。

薄利多売になってしまうと、どうしても在庫が残るなどのリスクが生じてしまいます。

そのため、同時に在庫を持たないような仕事であることも大切です。

また、1回売れば終わりになってしまうフロービジネスではなく、継続して売ることができるようにし、継続的に収入が得られるようなストックビジネスにすることも大切です。

単発の販売で終わってしまうと、再度顧客を探さなくてはならず、見つからなかった場合にはその間収入が減ったりなくなったりしてしまいます。

これらの条件を満たしたジャンルとしては、講師やインストラクター、コンサルティングなどの相談業があります。

これらは特別な道具を必要とせず、専門知識や経験、スキルが重要になってきます。

そのため、身一つでできる場合も多いです。

場所に関しても、自宅などでできる場合も多く、自宅が使えなくても近隣のカフェなどを使うこともできます。

また、相談業の場合には、効果が出るまで継続してもらいやすい傾向にあります。

同様の理由で、整体やリフレクソロジーといったものも当てはまります。

それら以外にも、インターネット上でのサービスやコンテンツの提供といったものも低リスクで行うことができます。

低リスクな起業のメリット

低リスクな起業におけるメリットはいくつかあります。

1つ目は、一人ででも起業できるということです。

必要となるのは自分の身体と専門知識、経験、スキルといったものだけという場合もあるので、そのような場合には自分一人だけでも起業を進めることができます。

その際には、場所の確保や予定の確認、事前準備なども一人で行わなければならないという部分もあります。

2つ目は、初期費用が少ないということです。

初期費用として必要になる金額が少ないので、場合によっては銀行などからの融資を受ける必要がないということもあります。

その場合、起業が成功した場合には返済がなく、最初の初期投資分は回収する必要がありますが、利益額は多くなります。

起業に失敗してしまった場合にも自分の資産は減りますが、借金といった形を背負う必要もありません。

融資を受ける場合にも、融資額は少なくなるので、融資を受けやすくなります。

3つ目は、自由に仕事を行えることです。

店舗を持っている場合には当てはまりませんが、どこか場所を借りたり、訪問することで仕事を行うような場合には、時間的な縛りが少なくなります。

当然自分の都合を優先するばかりでは、継続した契約が難しかったりしますが、それでも普通に会社に勤める場合よりも時間的な縛りが少なくなります。

低リスクな起業のデメリット

低リスクな起業には、当然メリットだけではなくデメリットも存在しています。

それらをいくつか紹介していきます。

1つ目は、最初の契約を得るのが難しい点です。

商品などを持つのではなく、自分のスキルなどを教えたり、それらを活用するようなジャンルが多いので、商品となる物が目に見えません。

そのため、相手に説明する際に実物を見せることができません。

効果なども不確かなので、最初の契約に結び付かないという場合があります。

最初の契約が得られると、その後に繋がっていくために、重要になります。

2つ目は、自分と顧客以外の都合が関わってくる場合です。

自分で場所を用意せずにどこかのスペースを借りたりする場合には、自分たち企業側と相手の顧客側以外にも場所を提供してくれる人たちの都合が関わってきます。

そのため、双方が希望していても場所が使えないので仕事ができないということも起こります。

高リスクな起業のメリットとデメリット

では逆に、高リスクな起業とはどのようなものなのでしょうか。

当然高リスクを背負う場合には、それだけ得られるものも大きくなってきます。

高リスクな起業とは

高リスクな起業の条件としては、多額な初期費用が必要となるものや、準備期間や成果が得られるまでに時間が必要なもの、失敗などのリカバリーが難しいものが挙げられるでしょう。

初期費用が高額だと、その分失敗した際の損失も大きくなりますし、銀行などの融資も必要となり、それを受けるためには審査が必要となります。

高額なほど審査も厳しくなりますし、目標の金額を得られないという可能性もあります。

また、準備期間や成果が得られるまで時間が必要な場合には、その間は資産が減っていくばかりになります。

期間が長ければ長いほどその額は高額になっていきます。

すると、それらを補填し終わる前に失敗してしまうと、その分損失も大きくなります。

例としては、飲食店などの店舗営業があります。

店舗や資材も必要になってくるので初期費用が高額になりがちです。

また、事前にメニューや集客などを想定して計画を立てますが、実際に店舗を開いてみないとわからないことも多いです。

そして計画段階で間違っていた場合には簡単にリカバリー出来ず、人が来ないというだけで赤字が膨らんでいってしまいます。

開店しても数年で閉店してしまうという場合も多いので、高リスクです。

それ以外にも販売店や販売代理店といったものがあります。

自分で制作したものや自分で選んで仕入れたものを売る場合、売れば売るほど利益を得ることができます。

ですが売れなかった場合には利益がなく、在庫ばかりが残るといった状態になります。

この在庫が売れない限り商品の仕入れた費用だけでなく初期投資まで回収できなくなってしまいます。

また、少量ではなく一定の数を売らなければ利益にはつながりません。

そのため、大量に売れた場合はリターンも大きくなりますが、売れなかった場合を考えると高リスクな仕事になります。

高リスクな起業のメリット

高リスクな起業のメリットは、人気が出た場合には高リターンを得ることができるということです。

高リスクなジャンルの多くは人気が出て売れば売るほど利益が出るというものがほとんどです。

そのため、人気さえ出てしまえばそれだけ利益に繋がっていきます。

そして、利益が高くなると月々に回収できる初期費用の額も多くなるので、短期間で初期費用を回収したり、借入を返済したりできます。

これらの回収・返済が終わるとその分利益が増えていきます。

高リスクな起業のデメリット

1つ目は、初期費用が高額な点です。

メリットで利益が大きければ返済まで時間がかからないと書きましたが、逆に利益が少ないと初期費用の返済に時間が必要となり、利子なども増えていきます。

そのためより支払う額が大きくなっていきます。

この初期費用の返済が終わらない限り利益も増えていかないため、どうしてもプラス収支になるまでに時間が必要になります。

そしてその期間が長いほど閉店のリスクも負うことになっていきます。

2つ目は、在庫だけが残る恐れがあるということです。

販売などを行う場合には、仕入れた在庫を売ることで資金を得て、その資金が利益と次の商品の購入に充てられていきます。

そのため、商品が売れないと新しい商品が仕入れられず、在庫ばかりが残ることになってしまいます。

これらを保管する場所も必要になってきますし、売れない限り利益には繋がりません。

そのため、不要となってしまった在庫をどうするかといく問題も出てきます。

開業資金が少なくて起業しやすいジャンル7選

最近では1円起業や1万円起業といった言葉があります。

開業資金が少なくても起業できるということで注目を集めています。

では実際にはどのようなものがあるのでしょうか。

〔1円起業の注意点〕

1円起業と言いますが、実際に1円だけで起業できるというわけではありません。

実際に登記などを行う際には資金が必要になってくるので注意が必要です。

ネットで起業しよう!

1円起業の一つにインターネット上で仕事を行うようなものがあります。

このジャンルでは、自分の持っているアイデアを使ってWeb上のサービスやコンテンツを作成し、提供するものになります。

相手からどのようなものを作ってほしいかの依頼を受け、その依頼に沿ったものを作成して納品することになります。

仕事にはPCとネット環境が必要となるので、これらが家にそろっている場合には特に物を準備する必要はありません。

それ以外にはスキルが必要になってきます。

最近では様々な起業や店舗がWeb上でのサービスのためにホームページなどを作成していますが、すべての人が詳しいわけではないため、需要が高まっています。

フリーライター

雇用を結ばずに単発の契約で記事を執筆する職業になります。

PCとメールなどの環境が整っていればできる場合が多く、執筆するジャンルも幅広くあるため、自分に合ったものを選ぶことができます。

また、期限内であれば自分の時間に合わせて執筆することができます。

レンタルスペース

不動産を所有している場合には、そのスペースをレンタルとして貸出することでレンタルスペースの起業を行えます。

屋外のスペースの場合には、駐車場やコンテナの設置、屋内の場合にはオフィスとしてや教室などのための場所としてレンタルすることができます。

これらはレンタル相手との交渉や収支計算のみを行うことは必要ですが、大きな業務は発生しません。

代行サービス

代行サービスも特別な費用を必要とせずにできる起業の1つです。

必要なのは相手との連絡を取る手段と人員、知識になります。

そのため最近では起業して代行サービス業を行うということも増えています。

代行サービスと一概に言っても、高齢者向けのサービスや家事代行、各種手続きの代行など幅広く展開されており、経験や知識が活かせるものやを探したり、新しく需要のありそうなジャンルを探したりすることもできます。

リラクソロジー、整体

リラクソロジーや整体といったことも、店舗を持つのではなく、出張サービスにした場合には1円起業の1つになります。

自分の身体とスキルや経験、知識といったものがあれば起業することが可能です。

ですが店舗がないため、いかにして契約を結ぶかという問題もあります。

イラストレーター

自分の描いたイラストを使います。

個人的な依頼から、企業などのロゴ作成やキャラクター作成といった依頼料が高額になるものもあります。

それ以外にも、携帯アプリの「LINE」でスタンプをデザインし、それを販売するという方法もあります。

大学で美術関係を専攻していたり、イラストレーターを育成するような短大などに通っていると高額な報酬に繋がることもあります。

また、さまざまな依頼を受けて知名度を上げていくことやセンスがあることも報酬に繋がります。

コンサルティング

依頼者からの相談内容を受け、解決策を提示しながらその問題を解決していくことになります。

その分野の深い知識や経験などが必要になりますが、それさえあれば特別に必要な器具などはありません。

最近ではコンサルティングといえば経営に関することやIT業界などをイメージしがちですが、農業や水産業から家計に関することまで様々なニーズがあります。

そのため、自分の就いていた職業などに関連させて展開することが可能です。

まとめ

起業の際には、単純にリスクが低いものを選んだり、高収入が期待できるからリスクの高いものを選べば良いという単純なものではありません。

リスクと共に自分に合ったものであるか、業界の状態はどうかなど様々なことを踏まえた上でジャンルを決めていかなければなりません。

なんとなくではなく、しっかりとした意思を持った上でジャンルを決めることが起業の成功のための第一歩となります。

上記のことを踏まえて起業するジャンルを決め、早速行動していきましょう。

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