こんにちは。
live a life you will remember
どうせこの世を去るんだ、記憶に残る人生を送ろう。
後藤(@tsuyoshi.0501)です。
- 将来起業して成功したい!
- 会社員になりたくたいから起業したい!
- いい暮らしをして満足した人生を過ごしたい!
など、人により起業したい理由は異なりますが、起業する=起業家という捉え方ができますね。
結論から言えば、会社員の考え方と起業家の考え方は異なるので、将来的に起業家になりたいと思った時に学校では学べないことを多々学ぶ必要があります。
本記事では、将来的に会社組織を作っていく前提で学んでおいたことを中心に取り上げていきますから、将来的に会社を起業したい!と思う人はぜひ参考にして下さいね。
将来起業しようと思う起業家が学ぶべきこと
起業の出発時点での人数をどうするか考える
起業は一人でもできますが、一人でやれることには限界があります。
そのため複数人でグループを組んで起業する人も珍しくなく、大学などの実験的な取り組みがそのままビジネスに繋がっていくケースもあります。
参考にしたい企業やビジネスモデルの創業時を学べば、起業のやりかたに方向性をつけやすくなります。
大切なのは、そのまま真似るのではなく現代の状況に置き換えることです。
資金集めの手段が多様化しているだけでなく、様々なツールやサービスを組み合わせることで省力化が達成できる場合もあります。
過去に複数人でなければできなかったことも、一人で起業してアウトソーシングなどをしてまかなうといった方法も視野に入るのです。
もちろん、ツールやサービスに詳しい人材と組むことや、資金集めが得意な人間と起業するという方法もあります。
経済の仕組みとお金の流れをしっかりと理解する
起業をする場合は、経済の仕組みとお金の流れをしっかりと理解することが重要です。
経済の仕組みをしなければ、起業したビジネスがあっという間に破綻するリスクがあり、資金集めの障害にもなりえるからです。
理想のみで起業しても資金が続かずに破綻する場合や、プロジェクトが空中分解するようなケースもありえます。
起業をするのであれば、それが実現可能か、継続性があるかという裏づけが必要になります。
裏づけがなく資金を集めてビジネスが崩壊すれば、詐欺などを疑われる可能性もでてきます。
経済の仕組みに沿ったモデル作りや金銭管理を行うためには、経済について学ぶことも大切なのです。
- どれだけの利益が得られるか
- 経費がどのくらいかかるのか
- 資金がどのくらい必要か
といった事業計画も必要ですが、それよりも大きな枠組みを理解しなければ人を巻き込める可能性も減ってしまうのです。
収益をあげるまでにかかる時間を考える必要がある
新しい仕組みを考え、起業を成功させるのは容易ではありません。
既存のビジネスモデルを参考に事業を立ち上げるにしても、収益をあげるまでに時間がかかることにも理解が必要です。
事業として動かす前に必要なデータを取得するテストを行うなどの工夫も大切で、起業の基礎になる数字をしっかりと固める必要があります。
企業で培った経験や人脈があれば、データの取得を飛ばし、収益を得るまでの時間を短縮できる場合もあります。
しかし、下積みなどがなければビジネスを周知してもらうための宣伝活動や、顧客を掴むための営業活動、実際に商品やサービスが利益を生むまでのラグを耐える必要があるのです。
起業してもしばらくは赤字になることは珍しくなく、投資家の資金で運営される企業もあります。
投資を受けるにも投資家に見込んでもらうための説得力があるビジネスモデルの構築が必須になるなど、求められるものが非常に多いのです。
実際に収益をあげ、黒字で事業を継続するまでにどの程度がかかるのかを知ることです。
そのため、実際に起業家に情報を聞きにいく人も珍しくなく、学習を早めるポイントになっています。
法律上のリスクなども知っておく必要がある
起業をする上で見落としがちなのが法律のチェックです。
いかに先進的な仕組み、野心的なビジネスモデルを構築しようとしても、法律に沿ったものでなければ違法性を問われるリスクが生じます。
法律上のグレーゾーン狙ったビジネスや、法規制が追いつかない新技術などで成長するベンチャー企業なども存在しますが、その分規制や法律の厳密な解釈を求められた場合のリスクも知っておく必要があるのです。
すでに構築されたビジネスモデルではない起業を行う場合は、法律上許されるものなのか確認が必須になります。
いわゆるリーガルチェックで、契約書などの作成を行った場合もチェックが必要になります。
リーガルチェックとは、作成した契約書が法的に妥当であるか、リスクが存在しないかをプロである専門家にチェックしてもらうことをいいます。
契約書に不備がないか、自社にとって不利となる条件が書かれていないかということもチェックしてもらうことができます。
引用:株式会社ココペリ
独断専行はそのままリスクになることを踏まえ、弁護士など専門家に相談することが大切です。
必要なコストとして支払わなければ、トラブルが起きるリスクを見過ごすことになりかねないのです。
破産しても再起が可能なことを知っておく
起業は責任が伴いますが、どんなに万全に見えたものでも破綻のリスクがあります。
自然災害などで事業が立ち行かなくなるケースや、為替リスクなども含んだ急激が外部環境の悪化、事故や病気によって必要な人材が働けなくなるケースなども存在します。
絶対に儲かる起業は存在しないのです。
重要なのは、会社が倒産しても、自分が破産しても再起が可能なことです。
経済的に破綻しても救済する制度があるのが社会のシステムになります。
最低限の権利とチャンスがあるからこそ、起業と倒産を繰り返しながら成功する起業家も存在するのです。
起業に失敗しても人生が終わるわけではないため、危機的な状況に追い込まれても自暴自棄にならないことも大切になります。
起業家に必要なスキルとは
バランス感覚の強さ
起業に必要なスキルになっているのが、バランス感覚の強さです。
起業には強い意志が必須で、ある程度尖っていた方が良いと考える人もいます。
しかし、実際には自分一人でできる仕事の量には限りがあります。
経営資源が限られる中で様々な行動を起こす必要があり、しかも周囲は待ってくれないのが大半です。
世の中の流れを読みつつ現実に落とし込むスキルは必須であり、完璧主義さゆえのこだわりが捨てられないからこそビジネスが破綻することもありえるのです。
- 目標が達成できない場合は柔軟に計画を変更する
- 人脈を使って必要な人材を集める
- 必要に応じてアウトソーシングを行ってコストカットを行う
など、判断すべきことは山ほどあります。
グループで起業してサポートをしてくれる人材がいない場合は全て自分でやる必要があり、ある程度の妥協や時間の都合を考えた計画の変更は日常茶飯事になることもあるのです。
大枠の計画を守るために部分的に諦めなければならないことや、交渉自体を切り上げて別のパートナーや顧客を見つけるといった切り替えが必要なこともあります。
切り替えの速度が遅ければビジネスが継続不可能なほどのダメージが残る可能性もあるため、判断をするスピードを上げつつ、適切な対処ができるようにコントロールすることが大切です。
判断を誤るような業務量や焦りが積もれば継続が難しいからこそ、バランス感覚が必須スキルになってくるのです。
考動力
考動力とは、行動しながら考えるスキルのことです。
あまり聞き慣れない言葉かと思いますが、ただ漠然と行動しても無意味ですし、考えるだけでも無意味です。
ですので、『効率的に行動する為にはどうすれば良いか考えながら行動する』ことが起業家には必須と言えます。
もちろん、起業当初はがむしゃらに行動することも必要ですが、それだけでは大きな成功はできません。
起業で成功しようと思ったら、この『考動力』は必須なスキルです。
他にも起業家に必須なスキルはありますが、詳しくは下記の記事のまとめていますので、ご覧下さい。
起業家の成功事例と失敗事例
ここから、すでに起業をした先輩方の一例を見ていきましょう。
成功事例と失敗事例、両方を知っておくことで、起業した後に何が起こるのかや、失敗リスクを軽減できますので、ぜひ知っておきましょう。
もちろん、読書をするのも有効です。
成功事例
アパレル商社で経験を積み、雑貨店の経営社を経由してIT社長として複数の企業を経営する企業家になった女性がいます。
ポイントになるのが商社でお金の流れや商品の流通の仕組みを学び、その後に独立していることです。
雑貨店の経営には写真の見栄えが重要であることを知っていたため、プロカメラマンに弟子入りして撮影法などを学び、自分で撮影をすることで商品が売れる流れを作ります。
ネット通販をはじめるために自分でホームページの立ち上げなどを行うなど、外注コストを下げるための工夫を徹底し、自分のスキルアップを行っていたことが後々のキャリアに繋がります。
注文殺到によって人手が不足する問題を、銀行から融資を引き出し、効率的なWebシステムを開発投入することで解決。
ネットショップ向けのトータルWebシステムの提供でITでの起業にも成功し、複数の企業を経営するまでに規模を拡大させたという事例があるのです。
失敗事例
よくある失敗事例になるのが、起業前に縁があった見込み客が実際の顧客になってくれない場合です。
起業をする前に顧客になってくれると約束をしていても、口先だけの約束の可能性もあります。
また、起業をする間に環境が大幅に変化し、ライバルに取引を奪われる可能性などもあります。
売上げを当てにして事業計画を立てていれば、顧客を失うことがそのまま破綻リスクに繋がるのです。
また、黒字倒産などもありえるのが起業の世界です。
これは事業で黒字を出していても、手持ち資金が尽きて資金がショートして経営が破綻する場合があるためです。
黒字を出していても借入金があり、返済が滞るような事態に陥れば信用リスクを招きます。
連鎖的に信用不安が起き、財産の差し押さえや借入見込みの資金が借りられないことになり倒産することもありえるのです。
手持ち資金の管理と、赤字と黒字は一致しないため、しっかりとした管理が必要になります。
取引先の倒産で連鎖倒産するようなケースもあるため、綱渡りの資金計画は避けなければならないのです。
まとめ
起業家が学ぶべきことは多く、見落としはそのまま経営リスクに直結することもあります。
しかし、万全を期そうとしても、経済環境は刻々と変わっていきます。
人口の変化や税の改正、法規制なども変化するため、全てのリスクに対処ができないことに理解が必要です。
重要なのはどのリスクを許容し、収益をあげるために行動ができるかです。
行動し続けることで避けられるリスクもあるため、収益とリスクのバランスをとりながら行動することが起業家に求められるのです。
もちろん、焦って起業するのではなく、経験を積んで備えることや、必要なデータを揃えることも大切になります。
いざという時に再起も可能だからこそ、チャレンジして経験を積み、成長していく感覚も求められるのです。
僕自身、会社経営をさせて頂いて約6年になりますが、黒字経営でここまで来れているのも、リスクを最小限に抑えて考動しているからだと思っています。
本記事では、『起業家が学ぶべきこと』を紹介しましたが、定期的に配信している僕のLINE@では、ビジネスに関することを中心に配信していますので、ぜひこの機会にご登録下さい。