こんにちは。
live a life you will remember
どうせこの世を去るんだ、記憶に残る人生を送ろう。
後藤(@tsuyoshi.0501)です。
近年働き方改革による影響で、個人や企業において、様々な働き方の見直しがされていますね。
中でも「テレワーク」という情報通信技術に頼った働き方を選択する人が増えており、働く場所や勤務時間に束縛されないワーキングスタイルが人気です。
そもそも、テレワークの意味は英語の「tele(遠隔)」と「work(働く)」を合わせて作られた俗語になり、
- 自宅型テレワーク
- 施設利用型テレワーク
といった様々なテレワークの種類があります。
自宅型テレワークによるワーキングスタイルを選択すれば、会社に出社することなく、ほとんどの業務を自宅のパソコンや電話などで行うことができます。
逆に、施設利用型テレワークは、サテライトオフィスといった会社の本社や支社以外のオフィスで業務をこなすことができるため、通勤時間を大幅に軽減することができます。
そこで本記事では、テレワークによるワーキングスタイルのメリットとデメリットを、「働き手側」と「企業側」のそれぞれ視点で紹介していきますので、ぜひご参考下さいね。
テレワークのメリット
まずは、テレワークによる「働き手側」と「企業側」、それぞれのメリットを見ていきましょう。
働き手側
自分の時間を有効活用することができる
テレワークによる働き手側の大きなメリットは、「自分の時間を有効活用することができること」です。
自宅で全ての業務をこなせる自宅型テレワークであれば、会社に通うために必要な通勤時間が無くなるため、その時間を仕事や私用の時間に充てることが可能になります。
自宅が郊外にあり勤務先が都市部にあるといった場合には、往復の通勤時間が2時間以上掛かってしまうことは珍しくありません。
そのため、テレワークによるワーキングスタイルを選ぶことによって、通勤時間を様々なことに有効的に使うことができます。
育児や介護をしながら働くことができる
「育児や介護をしながら働くことができる」といったことも、テレワークによるワーキングスタイルの大きなメリットになります。
例えば、女性は出産をすると育児休暇を取得して長期休暇を取るケースはよくありますが、テレワークであればそのまま自宅で育児をしながら働くことができます。
また、シングルマザーといった母子家庭の世帯などの場合でも、保育所などを探すことなくそのまま自宅で子育てをしながら働くことが可能になります。
親の介護などをしている世帯などもテレワークによるメリットは大きく、自宅で働きながら親の介護を行うことができ、訪問介護などの費用も大きく軽減することができます。
不毛な人間関係を築く必要がない
会社勤めをしていると何かと人間関係が煩わしくなっていくことが多いですが、テレワークであればそのような「不毛な人間関係を築く必要がない」ため、仕事だけを純粋に集中して行えます。
また、人間関係や人付き合いが苦手な人などもテレワークを選ぶ人が多く、自分の仕事の能力だけを企業側に注力しやすいメリットもあります。
仕事後の飲み会や定期的な会社のイベントなども、テレワークであれば例え全てを断ってしまっても特に大きな影響はありません。
一般的な会社勤めの場合には、飲み会やイベントなどに行かないとなると「嫌われてしまうのでは…」といった自分に対する周りの評価や見方を気にしてしまいますが、テレワークの働いている場合には、特に気にしないで済みます。
企業側
社員を確保しやすくなる
企業側によるテレワークのメリットは、「社員を確保しやすくなる」といったことがまずは挙げることができます。
多くの企業が抱えている問題点として、人手不足問題がありますが、テレワークによる労働環境があればそれだけ人材確保の窓口を広げる効果があります。
育児中や親の介護をしている人であってもテレワークの環境が整っていれば問題なく受け入れることができるので、様々な条件下の人を雇い入れることが可能になります。
また、「テレワークが可能な企業」という付加価値があることだけでも就活者には魅力的に見えるため、新卒採用なども集まりやすくなるメリットもあります。
企業のイメージを良質にできる
「企業のイメージを良質にできる」といったメリットも企業側にはあります。
テレワークといった働き方改革を積極的に行っている企業であれば、未来的でしっかりとしたビジョンが見えている企業形態であると思われやすくなります。
そのため、テレワークによる企業のイメージを良質にすることができれば、他の取引先などにも良い印象を与えることができます。
様々なコストカットを行いやすい
企業がテレワークを実施すれば、社員の通勤時間を削減することができたり、広いスペースのオフィスを必要としなくなります。
そのため、交通手当やオフィスの賃料といった「様々なコストカットを行いやすい」ことも企業側のテレワークのメリットになっていきます。
また、創業間もない企業なども自宅型テレワークの環境を整えることができれば、都市部にオフィスを設置する必要が無くなり、コストを掛けずに起業することが可能になります。
通勤に不便な賃料が安い、田舎の山村部といった地方などにも本拠地を構えて会社を運営することができます。
テレワークのデメリット
テレワークには働き側と企業側で多くのメリットがある一方で、デメリットもあります。
ここからは、テレワークによる「働き手側」と「企業側」のそれぞれのデメリットを見ていきましょう。
働き手側
社会的な孤立感や疎外感を受けやすい
テレワークのデメリットには「社会的な孤立感や疎外感を受けやすい」といったことがあります。
自宅型テレワークの場合には1週間を通して誰にも会わないで仕事をするとこともあり、人によっては孤独感や疎外感を受けてしまいます。
Webカメラを使ったインターネットでのオンライン会議やテレビ電話などである程度のコミュニケーションを取ることができますが、やはり人に直接会わないと孤独感を感じてしまいます。
サテライトオフィスなどの施設利用型テレワークであれば、孤独感や疎外感を受けることはそれ程ありませんが、テレワーク全般には全く人に会わないことのデメリットがあります。
タスクスケジュールなどを自分で管理する必要がある
会社に出社すれば上司や先輩などがいるため、様々なタスクスケジュールを管理してもらうことができます。
一方、テレワークの場合にはタスクスケジュールを自分で管理していくことが多いので、仕事の進捗を「自分自身でうまくコントロールして管理していく必要」があります。
テレワークによってはタスクスケジュールなども管理してもらえるものもありますが、直接的な人の目が行き届かない自宅型テレワークの場合には疎かになりやすくなります。
企業の内情が見えづらい
「企業の内情が見えづらい」こともテレワークのデメリットになります。
勤めている企業の今の様々な状況などは直接勤務していなければ分からないことも多いものです。
そのため、企業の細かい経営状態などはなかなか細部まで把握しづらい側面があります。
また、通信機器だけで繋がっているテレワークの場合には、上司の本音や考え方が把握しづらいため、コミュニケーションを定期的に取る必要があります。
テレワークによっては一般的な会社勤めよりもコミュニケーションを重要視しているところもあるので、コミュニケーション能力が却って求められる場合があります。
企業側
社員の管理が困難で希薄になってしまう
企業側のテレワークのデメリットは、「社員の管理が困難で希薄になってしまう」といったことが大きく挙げられます。
テレワークは直接的に社員の顔が見えないため、どのような人間性があり、どのような考え方を持っているのか?が把握することが困難です。
また、始業や終業といった管理もテレワークの場合には困難になってしまうので、社員によってはサボってしまったり過剰労働をしてしまいます。
企業全体が一つにまとまりにくい
「企業全体が一つにまとまりにくい」といったデメリットもテレワークにあり、団結心や一体感などを構築することが難しくなってしまいます。
また、社員全体のまとまりによって売り上げを伸ばしにいくいことも、企業側にとってのテレワークのデメリットになってしまいます。
企業の業種によってはテレワークには不向きなものもあるので、テレワークの労働環境をせっかく整えたのにもかかわらず却って業績が落ちてしまうことも珍しくありません。
テレワークの労働環境を整える必要がある
テレワークは様々な通信インフラを設置する必要があり、またセキュリティ対策なども煩雑で専門的な知識が必要となります。
そのため、「テレワークの労働環境を整えること」自体が根本的なデメリットになってしまいます。
その他にも、一般的な就業形態ではないので社員の管理なども異なり、サテライトオフィスといったいくつかの拠点施設などの設置も求められてしまいます。
まとめ
テレワークによるメリットとデメリットをそれぞれピックアップしていきましたが、テレワークによるワーキングスタイルを選択することで様々なメリットがある一方、デメリットもいくつかあります。
そのため、一概に自宅型やサテライトオフィス型といったテレワークにしたからといって、全てにおいてメリットがあるとは限りません。
テレワークは近年のワークキングスタイルなので、実際にテレワークを始める前には「長期的に続けてみたらどうなるのか?」といったことを少し慎重になって検討する必要があります。
とはいえ、テレワークで働けると自分自身で、様々な収入を発生させることができます。
テレワークの延長に『ノマドワーカー』という働き方もある為、気になる人は下記の記事をご覧下さい。